「副業を始めたいけれど、人に出せるほどのスキルなんてない」——そう感じて一歩を止めてしまう人は少なくありません。資格や実績がないと稼げない、と思い込んでしまうのです。
ですが、副業には「自分が作る・代行する」だけでなく、「自分が知っていることを人に教える」という道もあります。その入り口になるのが、国内最大級のスキルシェア「ストアカ」です。趣味やビジネスの小さな得意を講座にして、学びたい人へオンラインや対面で教えられます。
この記事では、ストアカを使った副業を、未経験から月3万円を目指す5ステップで解説します。販売手数料や受講者規模などの数字は、すべて公式・公的な情報源にもとづいて整理しました。
この記事でわかること
- ストアカが「教える副業」の入り口に向いている理由
- 販売手数料の仕組みと手取りの正しい計算方法
- 未経験から月3万円を目指す具体的な5ステップ
- 集客のコツと、失敗を避けるための注意点
- ストアカ副業が未経験に向いている理由は、「在庫も初期費用もなく、教える需要が常にある」からです
- ストアカとは、教えたい人と学びたい人をつなぐ国内最大級のスキルシェアサービスです
- ストアカの販売手数料は集客経路で変わり、手取りは「誰が連れてきた生徒か」で決まります
- ストアカ副業の始め方を、未経験から月3万円を目指す5ステップで解説します
- ストアカで受注しやすいのは「AI・パソコンスキルを教える」講座です
- ストアカ副業で失敗しないための注意点は、手数料の理解と規約の確認です
- 月3万円を超えてきたら、税金と会社バレ対策も整えておきます
- ストアカ・ココナラ・クラウドワークスは、稼ぎ方のモデルが違います
- よくある質問(FAQ)
- まとめ:ストアカ副業は「在庫も初期費用もなく、教える需要が常にある」未経験から始めやすいスキルシェアです
ストアカ副業が未経験に向いている理由は、「在庫も初期費用もなく、教える需要が常にある」からです
結論から言えば、元手ゼロで始められ、学びたい人が常に集まっているからです。
物販のように在庫を抱える必要はなく、必要なのは自分の知識・経験と、それを伝える時間だけ。講座の掲載は無料で、入会金や月額の固定費もかかりません(ストアカ公式ヘルプ・手数料の解説)。費用が発生するのは売上が立ったときだけなので、会社員や主婦・学生でも、赤字のリスクをほぼ負わずに小さく試せます。
需要の大きさも見逃せません。ストアカの累計受講者数は2026年6月時点で200万人を突破し、掲載カテゴリーは500ジャンル以上に広がっています(ストリートアカデミー株式会社 プレスリリース)。語学やパソコン、デザイン、写真、ビジネススキルから趣味まで、学びたい人が日々検索しているということです。
「教える」と聞くと専門家の仕事に思えますが、実際の受講者は初心者がほとんど。自分より少し前を歩いているだけで、教える価値は生まれます。完璧な肩書きより、つまずいた経験を言語化できる人のほうが、初心者には刺さるものです。
ストアカとは、教えたい人と学びたい人をつなぐ国内最大級のスキルシェアサービスです
ストアカは、個人が自分のスキルや経験を講座として開き、学びたい人が1回から受講できるまなびのマーケットです。
運営するストリートアカデミー株式会社の発表によると、サービス開始は2012年。2020年にオンライン講座を解禁し、現在は対面・オンラインの両形式に対応しています。累計受講者数は200万人(延べ人数)、掲載サービス数は約11.2万件、講座満足度は98.3%に達しています(ストアカ 200万人突破リリース)。
提供できる形は1つではありません。単発のワークショップ、複数回のコース、月額制のサービス、1対1の「時間制相談」やカスタマイズレッスンまで選べます。未経験がまず慣れるのに向くのはオンラインの単発・少人数講座、安定して稼ぐ軸になるのはリピーターや月額サービスです。
オンライン講座はZoom連携で開催でき、自宅から教えられます。場所を借りる必要も、対面で人前に立つ緊張もありません。顔出しに抵抗があるなら、資料を画面共有しながら声で進める形も選べます。
ストアカの販売手数料は集客経路で変わり、手取りは「誰が連れてきた生徒か」で決まります
先に結論を言えば、受講料がそのまま手取りになるわけではなく、売上が確定したときに販売手数料が差し引かれます。
手数料率は、その生徒を自分で集めたか、ストアカが集めたかで変わります。2026年時点の販売手数料は次のとおりです(ストアカ公式ヘルプ・手数料の解説)。なお、各手数料には別途消費税がかかり、クレジットカード決済手数料も含まれています。
| 集客経路・条件 | 販売手数料 |
|---|---|
| 自己集客(SNS・ブログ等の専用URL経由) | 10% |
| ストアカ送客・新規(オンライン講座) | 30% |
| ストアカ送客・新規(対面講座) | 20% |
| リピーター(同じ生徒の2回目以降) | 一律10% |
具体的に計算してみます。受講料3,000円のオンライン講座を、ストアカ経由の新規生徒が受けた場合、手数料は30%なので手取りは約2,100円。同じ講座を自分のSNS経由(自己集客URL)で申し込んでもらえば手数料10%で手取りは約2,700円です。一度受けてくれた生徒が次も申し込めば、リピーター扱いで一律10%まで下がります。
この仕組みから導ける戦略はシンプルです。最初はストアカの集客力を借りて新規の実績とレビューを集め、ファンがついたら自己集客とリピートに寄せて手数料を下げる。これが手取りを伸ばす王道になります。なお売上は、受講後にエスクロー(売上保護)期間を経て受け取る仕組みで、レッスン中のケガや損害に備えた補償も用意されています。
ストアカ副業の始め方を、未経験から月3万円を目指す5ステップで解説します
結論として、まずは「小さく教えられるテーマ」で実績とレビューを作り、自己集客とリピートで手取りを安定させるのが最短ルートです。
ステップ1:売れている講座と人気講師をリサーチする
最初にやるのは、自分が教えたいジャンルで実際に予約が入っている講座と、評価の高い講師のプロフィールを観察することです。タイトルの付け方、受講料、講座の説明文、レビューの内容を10件ほど読み込みます。「どんな悩みの人が、何を期待して申し込んでいるのか」を掴むことが、後の差別化の土台になります。
ステップ2:教えるテーマを1つに絞り、講座を設計する
次に、教える内容を1つに絞ります。「あれもこれも」では誰向けか伝わりません。「初心者の○○を、90分で△△できる状態にする」と、対象と到達点を一文で言い切れるところまで具体化してください。講座の掲載自体は無料ですが、公開前に運営の審査があります。タイトル・説明文・カリキュラムを整え、最初の1講座を申請します。
ステップ3:オンラインの単発・少人数講座で最初のレビューを集める
いきなり高単価やコース講座を狙わず、まずは受講料を抑えた単発・少人数のオンライン講座で実績とレビューを作ります。ストアカではレビュー(受講者の評価)が次の予約に直結します。最初の数回は「利益よりレビュー」と割り切り、時間どおりに始め、わかりやすく教えることに集中してください。
ステップ4:SNS・ブログで自己集客の導線を作る
レビューが数件たまったら、SNSやブログで講座を紹介する導線を用意します。ストアカが発行する「自己集客URL」から申し込んでもらうと、手数料が10%まで下がります。発信では「教えます」と宣伝するより、つまずきやすいポイントや小さなコツを無料で出すほうが、結果として講座への申し込みにつながりやすいでしょう。
ステップ5:リピート・月額・時間制相談で本数を安定させる
評価がたまったら、単発の集客から「同じ生徒のリピート」「コース化」「月額サービス」「時間制相談」へ軸足を移します。月3万円は「受講料 × 開催数 × リピート」の掛け算です。たとえば手取り2,700円の枠を、定員4名で月3回開催すれば約3.2万円。一度ファンになった生徒が継続してくれれば、毎回ゼロから集客し続けるより収入は安定します。
ストアカで受注しやすいのは「AI・パソコンスキルを教える」講座です
結論として、AIツールやパソコン操作を初心者向けにかみ砕いて教える講座は、需要が伸びていて参入しやすい分野です。
何を教えればよいか迷うなら、すでに学びたい人が多いデジタル系から選ぶのが堅実です。たとえば、生成AIの基本的な使い方はChatGPT副業の始め方で扱う知識がそのまま講座の中身になります。資料やSNS画像のデザインを教えるならCanva副業の始め方のスキルが活き、文字起こしや議事録の効率化はNotta副業の始め方で身につく手順が教材になります。
ポイントは、「最先端の知識」を売りにしないことです。受講者がお金を払うのは、自分がつまずいた所を、初心者目線でかみ砕いて教えてくれる相手に対してです。少し前に自分が学んだ道のりこそ、いま学び始める人にとって一番の地図になります。難しい用語を増やすより、「最初の一歩でつまずかせない」設計のほうが評価につながります。
ストアカ副業で失敗しないための注意点は、手数料の理解と規約の確認です
結論として、つまずきの多くは「手数料の経路を理解していないこと」と「プラットフォーム外でのやり取り」から起きます。
まず手数料です。ストアカ送客の新規オンライン講座は30%が差し引かれます。集客をすべて運営任せにすると、手取りが想定より少なくなりがちです。実績がついてきたら自己集客URLを使ってリピーターを増やし、手数料10%の比率を上げていく意識を持ちましょう。受講料を決めるときも、手数料を引いた手取りベースで逆算するのが鉄則です。
次にドタキャンと最低催行人数です。少人数講座は1人のキャンセルが開催可否に響きます。キャンセルポリシーを事前に設定し、リマインドを送るなどして、無断キャンセルを減らす工夫が要ります。
規約と権利の扱いも軽視できません。連絡先を交換してストアカ外で取引する「直接取引」は規約で禁止されており、トラブル時の補償も受けられなくなります。やり取りと決済はプラットフォーム内で完結させるのが原則です。あわせて、教材に使う画像・資料は、他人の著作物を無断で使わないよう注意してください。
月3万円を超えてきたら、税金と会社バレ対策も整えておきます
結論として、収入が増えてきたら「稼ぐ」だけでなく「届け出る・守る」側の準備も必要になります。
副業の所得が一定額を超えると、確定申告が必要になります。会社員など給与所得がある人は、給与以外の所得が年20万円を超えると申告対象です(国税庁・給与所得者で確定申告が必要な人)。手続きの全体像は副業の確定申告のやり方で初心者向けに解説しています。ストアカの販売手数料や教材費、通信費なども経費になるため、売上と支出は早めに記録しておくと申告の時期に慌てずに済みます。
会社に副業を知られたくない場合の対策も、最初に押さえておくと安心です。住民税の仕組みでバレる流れと、その対処法は副業が会社にバレない方法で整理しています。就業規則の確認とあわせて、無用なトラブルを避ける準備をしておきましょう。
「稼ぐ・申告する・守る」の3点をセットで整えること。これが、副業を一時的な小遣い稼ぎで終わらせず、長く続けるための土台になります。
ストアカ・ココナラ・クラウドワークスは、稼ぎ方のモデルが違います
結論として、ストアカは「教える」、ココナラは「出品して待つ」、クラウドワークスは「応募して取りにいく」で、それぞれ役割が異なります。
ストアカは、自分の知識や経験を講座にして人に教え、受講料を得る仕組みです。手を動かす作業ではなく「伝えること」が価値になります。一方、ココナラ副業の始め方で扱うスキルマーケットは、制作物やサービスを出品して購入を待つ形。クラウドワークス副業の始め方で扱うクラウドソーシングは、募集された仕事に自分から応募して受注する形です。
同じスキルでも、出口は1つではありません。たとえばCanvaが使えるなら、ストアカで「Canvaの使い方」を教え、ココナラで制作代行を出品し、クラウドワークスで案件に応募する、と3つの導線に乗せられます。「作って売る」「教えて売る」を組み合わせると、どれかが止まっても収入が途切れにくくなります。
よくある質問(FAQ)
Q1. 専門資格や実績がなくても、ストアカで講師になれますか?
なれます。ストアカの受講者は初心者が中心で、求められているのは権威ある肩書きより「初心者目線でかみ砕いて教える力」です。自分が少し前に学んだ内容でも、つまずいた経験を言語化できれば講座になります。まずは小さなテーマを1つに絞り、対象と到達点を明確にした講座から始めるのが現実的です。
Q2. 登録や講座の掲載にお金はかかりますか?
会員登録や講座の掲載に費用はかかりません。入会金や月額の固定費もなく、コストが発生するのは売上が確定したときの販売手数料だけです。元手がほぼ不要で、赤字のリスクを負わずに始められるのがスキルシェアの利点です。
Q3. 販売手数料はどれくらい引かれますか?
集客経路で変わります。ストアカが集めた新規生徒はオンライン講座で30%、対面講座で20%。自分のSNSやブログ(自己集客URL)から集めた場合は新規でも10%、同じ生徒のリピートはいつでも一律10%です(いずれも別途消費税)。受講料は手取りベースで逆算して設定しましょう。
Q4. 未経験から月3万円はどれくらいで届きますか?
テーマと開催ペースしだいですが、手取り約2,700円の枠を定員4名で月3回開催すれば約3.2万円が一つの目安です。最初の数回でレビューを集め、自己集客とリピートで手数料を下げながら本数を安定させる流れが現実的です。月額サービスや時間制相談を足すと、収入の土台が固まります。
Q5. どんな講座が初心者講師に向いていますか?
生成AIの使い方、Canvaでのデザイン、文字起こしや資料作成、スマホ写真、語学の学習法など、需要が安定したデジタル・ビジネススキル系が始めやすい分野です。まずはオンラインの単発・少人数講座で流れに慣れ、得意ジャンルを1つに絞ってコース化や月額へ広げると、単価を上げやすくなります。
Q6. ストアカの外で直接やり取りしてもいいですか?
いいえ。連絡先を交換してプラットフォーム外で取引する行為は規約で禁止されており、トラブル時の補償も受けられなくなります。生徒とのやり取りや決済はストアカ内で完結させるのが原則です。
Q7. 副業の収入は確定申告が必要ですか?
会社員の場合、給与以外の所得が年20万円を超えると確定申告が必要です。ストアカの販売手数料や教材費、通信費は経費にできるため、売上と支出を日頃から記録しておくと申告がスムーズになります。詳しい手順は確定申告の解説記事を参照してください。
まとめ:ストアカ副業は「在庫も初期費用もなく、教える需要が常にある」未経験から始めやすいスキルシェアです
ストアカを使った副業は、「作る・代行する」とは別の「教える」という入り口で、特別な資格がなくても始められる選択肢です。掲載は無料で、必要なのは自分の知識・経験と教える時間だけ。AIやパソコンスキルを初心者向けに教える講座は、需要が伸びている狙い目の分野です。
始め方は、売れている講座を観察し、テーマを1つに絞って講座を設計し、オンラインの単発講座でレビューを集め、SNSで自己集客の導線を作り、リピート・月額・時間制相談で本数を安定させる——この5ステップです。販売手数料を手取りベースで織り込み、開催数とリピートから逆算すれば、月3万円は現実的な目標になります。
まずはストアカに無料登録し、自分が「少し前に学んだこと」を1つ、90分の講座に書き起こしてみるところから始めてみてください。

