「単発バイトで稼ぎたい。でも、そのまま単発で終わるのも違う気がする」。
副業を探している会社員から、この感覚をよく聞きます。スキマバイトは手軽ですが、続けても何も積み上がらないのではないか、という引っかかりです。
シェアフルは、その引っかかりに対して珍しい答えを持っているアプリです。単発・短期だけでなく、長期の仕事や派遣の求人も同じアプリの中で探せるからです。単発で職場を試して、合えば長期に移る。この動線が最初から設計されています。
登録者数は1,300万人を突破しています(出典: シェアフル公式サイト/App Store・Google Play のダウンロード数合計、2026年7月時点)。運営はシェアフル株式会社で、人材大手のパーソルグループに属しています。
一方で、知らずに始めるとつまずくポイントもあります。
応募すれば必ず働けるわけではないこと。本人確認に使える書類が限定されていること。そして報酬が「給与」であるために、業務委託の配達系副業とは税金の扱いがまったく違うこと。
この記事では、シェアフル公式サイトとFAQ、国税庁の資料を根拠にしました。未経験から月3万円を組み立てるまでの手順を整理します。
この記事でわかること
- シェアフルとタイミーの決定的な違い(「即決定」と「通常応募」の設計思想)
- 本人確認で使える7種類の書類と、使えない書類(ここでのつまずきが最も多い)
- 給与の受け取り方が5種類あるという事実と、「即払い」が使えない求人の見分け方
- 平均時給1,200円から逆算した、月3万円の現実的な稼働シミュレーション
- 報酬が「給与所得」だから起きる、確定申告と住民税の落とし穴
- 会社にバレたくない人が知るべき、給与所得で普通徴収を選びにくい理由
- 単発で試して長期につなげる、シェアフルならではの使い方
- 結論:シェアフルは「単発で試して、長期につなげられる」設計を持つスキマバイト
- シェアフルの基本情報|1,300万人・全国対応・パーソルグループ運営
- シェアフルとタイミーの決定的な違いは「選考があるかどうか」
- 未経験からシェアフル副業を始める5ステップ
- 本人確認で使える書類・使えない書類
- 給与の受け取り方は5種類|「即払い」は求人によって違う
- 月3万円は何時間の稼働か|シェアフルの平均時給から逆算する
- シェアフル副業で初心者がつまずく5つの失敗
- シェアフルは経費で圧縮できない|業務委託型との税務上の決定的な差と確定申告の20万円ライン
- 会社にバレたくない人へ|給与所得は普通徴収を選びにくい
- シェアフル副業が向いている人・向いていない人
- よくある質問
- まとめ:シェアフルは「単発で試して、長期に接続する」ための入口
結論:シェアフルは「単発で試して、長期につなげられる」設計を持つスキマバイト
先に結論を書きます。シェアフルが向いているのは、スキマ時間で稼ぎつつ、将来的に安定した働き口も視野に入れたい人です。逆に、応募したその瞬間に確定させたい人には、後述する理由でストレスが残ります。
シェアフルの中心的な価値は、職種の幅と、単発から長期への接続にあります。
公式サイトでは、飲食店のホール、コンビニのレジ、物流倉庫の仕分け、データ入力などのオフィスワーク、試験監督、モニター、イベントスタッフ、引っ越しの手伝いまで、幅広い職種が案内されています。地方では観光業(ホテル・旅館)の求人が見つかることもあります。
そして対象エリアは全国47都道府県です。都市部だけのサービスではありません。
もうひとつ、初心者にとって効くのが給与振込最短30秒という設計です。対象求人で勤怠報告を終えて即払い申請をすると、その場で指定口座に振り込まれます。手数料は無料です。
副業を始めるときの最大の障害は、成果が出るまでの時間差にあります。ブログもハンドメイドも、最初の1円までが遠い。シェアフルは、働いたその日に着金するところまでが最短ルートです。
ただし、収入は稼働時間に完全に連動します。寝ている間に売上が立つ性質の副業ではありません。この記事では、その前提に立って時間あたりの組み立て方まで踏み込みます。
シェアフルの基本情報|1,300万人・全国対応・パーソルグループ運営
数字と運営体制を先に押さえておきます。ここが曖昧なまま個人情報を登録するのは、避けたほうがいい進め方です。
シェアフルは、単発・短期・スキマバイト(スポットワーク)を探せるアプリです。履歴書と面接なしで応募でき、最短1時間から働けます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | シェアフル株式会社(パーソルグループ) |
| 登録者数 | 1,300万人突破(2026年7月時点・DL数合計) |
| 対象エリア | 全国47都道府県 |
| 利用可能年齢 | 満18歳以上(求人により高校生不可) |
| 履歴書・面接 | 不要 |
| 最短勤務時間 | 1時間から |
| 給与の受け取り | 即払い・当日現金払い・週払い・月払い等(求人による) |
| 振込手数料 | 無料 |
| 平均時給の目安 | 1,200円程度(シェアフル公式メディア調べ) |
(出典: シェアフル公式サイト、シェアフルマガジン|シェアフルと主要スキマバイトアプリの違いを徹底比較)
注目してほしいのが年齢の下限です。スキマバイトサービスの利用は満18歳以上に限られます。なお、アプリ内の「シェアフルポイント」(歩数やスクラッチでポイントが貯まるポイ活機能)には年齢制限がありません。仕事とポイ活で条件が分かれている点は、覚えておいて損がありません。
なお、副業そのものを始める前提として、勤務先の規定を確認しておく必要があります。副業が会社にバレない仕組みと住民税の扱いを先に読んでおくと、後戻りが減ります。
私がこのサービスの設計で興味深いと感じたのは、ポイ活機能が同居していることです。仕事を探していない日でもアプリを開く理由がある。継続率を高めるための、かなり実利的な作りだと思います。
シェアフルとタイミーの決定的な違いは「選考があるかどうか」
スキマバイトを調べていると、必ずタイミーと比較することになります。ここを正確に理解しないまま始めると、期待とのズレでつまずきます。
結論から言えば、両者の最大の違いは応募後に選考があるかどうかです。
| 比較項目 | シェアフル | タイミー |
|---|---|---|
| 応募後の選考 | 求人により2種類(通常応募=選考あり/即決定=即採用) | なし(先着順で確定) |
| 主な職種 | 軽作業・飲食・販売・オフィスワーク・観光業 | 軽作業・飲食・販売・配達・イベント |
| 長期・派遣求人 | あり | 基本的になし |
| ポイ活機能 | あり | なし |
| 即日払い | 対象求人のみ(手数料無料) | 可(手数料無料) |
| 平均時給の目安 | 1,200円程度 | 1,100円程度 |
| 運営会社 | シェアフル株式会社 | 株式会社タイミー |
(出典: シェアフルマガジン|シェアフルと主要スキマバイトアプリの違いを徹底比較。タイミー側の一次情報はタイミー副業の始め方に公式ヘルプ出典つきで整理しています)
「即決定」アイコンを最初に覚えてください
シェアフルには2種類の求人があります。
「即決定」のアイコンが付いた求人は、条件を満たしていればその場で採用が確定します。一方、アイコンがない「通常応募」の求人では、企業による選考が行われます。応募したのに落ちる、ということが起こり得るわけです。
タイミーは全求人が先着順で確定するため、この落選がありません。「今日の予定を今すぐ埋めたい」という使い方なら、タイミーのほうがストレスは少ないでしょう。
では、なぜシェアフルは選考を残しているのか。
長期・派遣の求人を同じ土俵に載せているからです。企業が人を選べる仕組みがなければ、長期雇用につながる求人は集まりません。シェアフルの「選考あり」は欠陥ではなく、長期への接続を維持するための設計だと理解すると、使い方が変わります。
使い分けの実践的な結論
私なら、こう振り分けます。
急ぎで今日・明日の稼働を埋めたいときは「即決定」だけを絞り込む。時給の高い仕事や、長期化させたい職場を狙うときは「通常応募」に出す。落ちる前提で2〜3件並行して応募しておく。
この二段構えができるのが、シェアフルの本当の強みです。
タイミー側の条件は別記事に整理しました。タイミー副業の始め方で、手数料の扱いと即日払いの仕組みを確認できます。
未経験からシェアフル副業を始める5ステップ

登録から初回の給与受け取りまでを、時系列で並べます。最短でその日のうちに完結する流れです。
ステップ1|アプリをダウンロードして仮登録する
App Store または Google Play からシェアフルのアプリを入れます。まずはメールアドレスや電話番号での仮登録です。この段階では求人を眺めるだけで、応募はできません。
いきなり全項目を埋める必要はありません。まず求人を見て、自分の生活圏に仕事があるかを確認してください。ここで求人が薄いエリアだと、その後の手間が無駄になります。
ステップ2|本登録で本人確認と口座を登録する
応募するには本登録が必要です。口座番号の入力、本人確認書類と顔写真のアップロードを含む複数項目の入力が求められます。
ここが最初の関門になります。本人確認は即時に完了するとは限らないため、「働きたい日の前日に登録」では間に合わないリスクがあります。稼ぎたい週の頭ではなく、その前の週末に済ませておくのが安全です。
ステップ3|求人を探して応募する
日付とエリアで絞り込み、条件を確認して応募します。「即決定」なら、その場で確定です。
応募前に必ず見るべき項目が3つあります。持ち物、応募資格、給与の支払い方法です。特に支払い方法は求人ごとに違うため、即払いを期待して応募したのに月払いだった、という事故が起こります。
ステップ4|勤務当日はアプリのQRで打刻する
勤務の管理はアプリ内のQR読み込みで行います。出勤時と退勤時に読み込む流れです。
初回は集合場所と持ち物の確認を前日に済ませてください。単発の現場は説明が最小限です。作業服や安全靴が必要な倉庫案件では、持ち物の見落としがそのまま当日キャンセル扱いになります。
ステップ5|勤怠を確定して給与を受け取る
仕事が終わって勤務確定をすると、その日の給与が確定します。即払い対象の求人であれば、申請すると最短30秒で指定口座に振り込まれます。
初回の着金までを1日で終えられるのが、このサービスの分かりやすさです。副業が続かない最大の理由は「手応えのなさ」ですから、初日に着金を見る体験には意味があります。
本人確認で使える書類・使えない書類

つまずきが最も多いのがここです。手元にあると思っていた書類が対象外だった、というケースが起きます。
シェアフルの本人確認に使えるのは、以下のいずれかです。
本人確認に使える書類
- 運転免許証
- 健康保険証
- マイナンバーカード
- 運転経歴証明書(公安委員会が発行するもののみ)
- 住民基本台帳カード
- 在留カード(外国籍の場合)
- 特別永住者証明書(外国籍の場合)
(出典: シェアフル公式サイト|よくあるご質問)
そして、間違えやすい対象外の書類がこちらです。
- マイナンバー通知カード:マイナンバーカードとは別物です。緑色の紙のカードは使えません
- 国民健康保険資格確認書:対象外と明記されています
- 運転免許経歴証明書:自動車安全運転センターが発行するものは不可。公安委員会発行の「運転経歴証明書」とは別です
とくに3つ目は名前が1文字違いです。高齢のご家族に勧める場合は、ここを確認してから進めてください。
上記以外の書類での本人確認は行っていない、と公式に明記されています。パスポートや学生証は使えません。
なお、本人確認は申請してすぐに完了するとは限りません。「今日から働く」を成立させたいなら、本人確認だけは先に済ませておく。これが実務上いちばん効くコツです。
給与の受け取り方は5種類|「即払い」は求人によって違う
シェアフルの給与は、手数料無料で5種類の受け取り方があります。ただしどの方法が使えるかは就業先の企業によって決まります。
| 支払い方法 | 内容 | 条件 |
|---|---|---|
| 即払いサービス | 働いた分がその日のうちに登録口座へ振込 | 対象求人のみ・勤怠登録と承認が必要 |
| 当日現金払い | 就業日当日に現金で受け取り | 企業により一部のみ当日、残額は後日振込の場合あり |
| 週払い | 翌週または翌々週に支払い | 週払い利用申込が必要な場合あり |
| 月払い | 月ごとに支払い | 就業先企業の締め日・支払日に準ずる |
| その他 | 就業先企業が独自に設定する方法 | 企業による |
(出典: シェアフルマガジン|シェアフルと主要スキマバイトアプリの違いを徹底比較)
覚えておくべきは、「即払い可」アイコンが表示されている求人だけが即日振込の対象、という点です。アイコンがない求人は、給与・雇用条件の欄に支払日が記載されています。
タイミーが即時振込と給料日振込の2択でシンプルなのに対し、シェアフルは5種類あります。選択肢が多いことは、裏を返せば応募前の確認項目が増えるということです。
急な出費を埋めるために働くなら、「即払い可」で絞り込む。この一手間を省くと、期待した日に入金がありません。
入金までの流れが読めたら、次は税金のラインを先に確認しておいてください。
月3万円は何時間の稼働か|シェアフルの平均時給から逆算する

ここからは数字の話です。感覚ではなく、時間から逆算します。
シェアフルの平均時給は1,200円程度とされています(シェアフル公式メディア調べ)。ここでは保守的に、時給1,150円で計算します。
月3万円を目指す場合、必要な稼働時間は次のとおりです。
- 30,000円 ÷ 1,150円 ≒ 約26時間/月
- 週に換算すると 約6.5時間
- 1回5時間の勤務なら、月5〜6回
会社員が土日を使って組むなら、隔週の土曜に1日(6〜7時間)+月1〜2回の平日夜、という形が現実的でしょう。
ただし、この計算には落とし穴が3つあります。
1つ目は交通費です。 交通費支給の求人と、支給なしの求人があります。片道500円の現場に月6回通えば、往復で6,000円。手取りベースでは3万円が2万4,000円になります。時給だけを見て選ぶと、この差で判断を誤ります。
2つ目は拘束時間です。 移動と着替えを含めた実質拘束時間で割り直すと、時給1,150円の仕事が実質900円台になることがあります。近い現場を選ぶことは、時給を100円上げるのと同じ効果があります。
3つ目は求人の供給量です。 都市部(東京・大阪・名古屋・福岡・札幌)は求人が多い一方、地方は都市部と比べて少なめ、と公式メディアも認めています。地方在住の場合、「働きたい日に希望の仕事がある」とは限りません。
だから月3万円を安定させたいなら、先に稼働枠を押さえるのではなく、求人が出た瞬間に拾える体制を作るほうが確実です。通知をオンにして、平日の朝に一度アプリを開く習慣をつける。地味ですが、これが効きます。
そしてもうひとつ、先に言っておきます。この記事が目安とする月3万円を12か月続ければ年36万円です。本業で年末調整を受けている会社員がこの水準で稼ぐと、後述の20万円ラインを確実に超えます。「月3万円を目指す」は「確定申告を前提にする」と同義だと理解してから始めてください。
シェアフル副業で初心者がつまずく5つの失敗
実際に多いつまずきを、影響の大きい順に挙げます。
失敗1|本人確認が間に合わず、働きたい日を逃す
繰り返しになりますが、これが最多です。本人確認は申請と同時に終わるものではありません。連休前に思い立って登録し、連休に間に合わない。よくあるパターンです。
対策は単純で、働く予定がなくても先に本登録まで終わらせておくことです。
失敗2|「通常応募」に出して落選し、予定が空く
選考ありの求人に1件だけ応募して、結果を待って落ちる。その日の予定がまるごと無駄になります。
対策は、通常応募は2〜3件を並行して出しておくこと。あるいは、確実性が要るなら「即決定」だけに絞ることです。
失敗3|即払いだと思い込んで応募し、月払いだった
支払い方法は求人ごとに違います。「シェアフルは即払い」という理解は、正確ではありません。
急ぎの資金が目的なら、応募前に「即払い可」アイコンを必ず確認してください。
失敗4|持ち物の見落としで、当日に働けない
倉庫や飲食の現場では、指定の服装・靴・帽子などが求められます。応募画面の「持ち物」を読み飛ばすと、当日に現場で断られることがあります。
黒いパンツ、白いシャツ、滑りにくい靴。この3点は汎用性が高いので、副業用に固定しておくと毎回の準備が消えます。
失敗5|評価を軽く見て、応募が通りにくくなる
シェアフルでは、仕事後に企業側からの評価が入ります。無断キャンセルや遅刻が重なると、通常応募での通過率に影響します。
単発だから関係ない、と考えるのは損です。評価は次の仕事を取るための資産として扱ってください。とくに長期につなげたいなら、ここが実質的な履歴書になります。
シェアフルは経費で圧縮できない|業務委託型との税務上の決定的な差と確定申告の20万円ライン

ここは配達系の副業と決定的に違います。読み飛ばさないでください。
シェアフルの仕事は雇用契約です。就業先企業に雇われて働く形になります。したがって報酬は「給与」であり、税務上は給与所得に分類されます。
一方、Uber Eats や出前館の配達員は業務委託です。報酬は給与ではなく、経費を引いて所得を計算します。
この違いが、確定申告の考え方をまるごと変えます。
会社員が確定申告を求められるライン
国税庁は、1か所から給与を受けていて全額が源泉徴収されている人について、給与所得・退職所得以外の所得の合計額が20万円を超える場合に確定申告が必要としています。
そして2か所以上から給与を受けている場合は、年末調整をされなかった給与の収入金額と、給与所得・退職所得以外の所得の合計額が20万円を超えると確定申告が必要です(出典: 国税庁 タックスアンサー No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人)。
シェアフルは後者に当たります。本業の会社とシェアフルの就業先、2か所以上から給与を受けている状態です。
経費で引けない、という現実
ここが業務委託との一番の差です。
配達員なら、保温バッグ代や自転車のメンテナンス費を必要経費として売上から引けます。所得を圧縮できるわけです。
給与所得にはこれがありません。交通費や作業用の靴を自腹で買っても、原則として経費として差し引けません(給与所得控除という形で一律に控除されます)。
つまり、同じ「年間20万円」でも、給与所得のほうが早く到達します。年20万円は、月あたり約1万7,000円の稼働で届く水準です。月3万円を続ければ、初年度から確実に対象になります。
なお、給与所得者にも特定支出控除という制度はあります。ただし適用の要件が厳しく、単発のスキマバイトで使えるケースは現実的にほとんどありません。「経費で引ける」と期待しないほうが安全です。
所得税が不要でも住民税は別
もうひとつ重要な点があります。所得税の確定申告が不要な場合でも、住民税の申告は原則として別途必要です。
「20万円以下だから何もしなくていい」は誤りです。お住まいの自治体の案内を確認してください。手続きの全体像は副業の確定申告のやり方と20万円ルールで整理しています。
会社にバレたくない人へ|給与所得は普通徴収を選びにくい
副業が会社に知られる典型的な経路は、住民税です。ここはシェアフルを選ぶ前に必ず理解しておいてください。
住民税の徴収方法には、給与から天引きされる「特別徴収」と、自分で納付する「普通徴収」があります。副業を知られたくない人が普通徴収を選ぶ、という対策はよく語られます。
ただし、この対策は副業が給与所得の場合には効きにくいのが実情です。
アルバイトやパートなどの給与所得については、原則として特別徴収が求められます。そのため、確定申告書の「住民税・事業税に関する事項」で普通徴収を選ぼうとしても、給与所得分は本業の会社の住民税に合算される可能性が高くなります。
本業の給与額に対して住民税の額が不自然に多ければ、経理担当者が気づく余地は残ります。
対して、Uber Eats や出前館のような業務委託は「給与以外の所得」です。こちらは普通徴収に寄せやすく、相対的にリスクが低くなります。
ここだけは押さえてください
- シェアフル・タイミーなどのスキマバイト=雇用契約・給与所得。普通徴収に寄せにくい
- Uber Eats・出前館などの配達=業務委託・給与以外の所得。普通徴収に寄せやすい
- ただし自治体の運用により扱いが異なるため、断定はできません
- そもそも就業規則で副業が禁止されている場合、税務上の工夫は解決になりません
会社の就業規則を確認する。これが最初にやるべきことです。就業規則で許可制になっているなら、正面から申請するほうが結果的に安全です。
業務委託型との違いをもう少し丁寧に見たい方は、Uber Eats配達員の始め方と出前館配達員の始め方を並べて比べてください。契約形態の違いが、そのまま税務の違いになります。
住民税から会社に伝わる仕組みを、先に正確に理解しておいてください。
シェアフル副業が向いている人・向いていない人
ここまでの内容を、判断できる形にまとめます。
向いている人
- スキマ時間で確実に現金を作りたい人
- 職場を試してから、長期の仕事につなげたい人
- オフィスワークなど、体力仕事以外の選択肢も持っておきたい人
- 都市部(東京・大阪・名古屋・福岡・札幌など)に住んでいる人
- 副業が会社に許可されている、または申請できる人
向いていない人
- 応募したその瞬間に確定させたい人(タイミーのほうが向きます)
- 経費を計上して所得を圧縮したい人(業務委託型を検討してください)
- 会社に知られたくないが、就業規則の確認もしたくない人
- 地方在住で、求人の供給量が読めない人
- 働かなくても収入が続く仕組みを作りたい人
シェアフルは万能ではありません。「時間を売る副業」の中で、長期雇用への動線が明示されている数少ない選択肢という位置づけが正確です。
物を売る副業や、成果物を納品する副業と組み合わせるのも有効です。手元の不用品から始めるならメルカリ副業の始め方が入口として軽く、時間を売る副業と性質が補完し合います。時間を売る副業は上限がはっきりしていますから、そこだけに依存しない設計にしておくと安定します。
よくある質問
シェアフルは何歳から使えますか?
スキマバイトサービスの利用は満18歳以上です。ただし求人によっては高校生不可の条件が付きます。なお、アプリ内のポイ活機能「シェアフルポイント」には年齢制限がありません。
履歴書や面接は本当に不要ですか?
不要です。面接・履歴書なしで、働きたい時間にすぐ働けると公式に案内されています。ただし就業が決まったあとで、企業担当者から書類の提出を求められる場合があります。
応募したら必ず働けますか?
いいえ。「即決定」アイコンが付いた求人は条件を満たしていれば即採用ですが、「通常応募」の求人では企業による選考が行われます。選考の結果、採用されないこともあります。
給与はいつ振り込まれますか?
「即払い可」アイコンが表示されている求人なら、就業後の勤怠報告を終えて即払い申請をすると、最短30秒で登録口座に振り込まれます。アイコンがない求人は、給与・雇用条件に記載された支払日に従います。振込手数料は無料です。
マイナンバー通知カードで本人確認できますか?
できません。マイナンバー通知カードとマイナンバーカードは別のものです。通知カードは対象外と公式に明記されています。また、国民健康保険資格確認書も対象外です。
タイミーとどちらを使うべきですか?
今日・明日を確実に埋めたいならタイミー、長期の仕事につなげたい・オフィスワークも視野に入れたいならシェアフルです。両方に登録して求人を見比べる使い方が、実務的には最も無駄がありません。
会社員ですが、確定申告は必要ですか?
2か所以上から給与を受けている場合、年末調整をされなかった給与の収入金額と、給与所得・退職所得以外の所得の合計額が20万円を超えると確定申告が必要です。シェアフルの報酬は給与所得であり、経費を引いて圧縮することができません。ラインに到達するのが早い点に注意してください。所得税の申告が不要な場合でも、住民税の申告は原則として別途必要です。
副業が会社にバレませんか?
断定はできません。シェアフルの報酬は給与所得であり、給与所得については原則として特別徴収が求められます。そのため普通徴収に寄せにくく、業務委託型の副業と比べると本業の会社に伝わる余地が残ります。まずは就業規則を確認してください。
まとめ:シェアフルは「単発で試して、長期に接続する」ための入口
シェアフルの本質は、スキマバイトの手軽さと、長期雇用への動線を1つのアプリに同居させたところにあります。
面接なし、履歴書なし、最短1時間から、給与振込最短30秒。ここまではスキマバイトとして標準的な強みです。差がつくのは、単発で職場を試して、合えば長期や派遣に移れるという設計のほうです。
一方で、「通常応募」には選考があります。応募すれば必ず働けるわけではありません。この点でタイミーより不確実性が高いことは、正直に理解しておく必要があります。
そして税金です。報酬は給与所得であり、経費で圧縮できません。会社にバレたくないという観点では、業務委託型より不利になります。この2点を知らずに始めると、あとで面倒になります。
まず本登録まで済ませる。次に「即決定」で1件だけ働いて、着金まで体験する。そのうえで通常応募に手を伸ばす。
この順番なら、最初の1回でつまずく確率をかなり下げられます。
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